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2018.05.03

速いスピードを克服するには

速いスピードを克服するには

ポワンポワンスタジオ名古屋校です。

昨日のレッスンの時のこと、ウクレレの生徒さんが「ルパン三世」を弾いているらしくTAB譜を持ってきてくれたのですが、ルパン三世のテーマが16分のかなり早いカッティングがあるんです。

これでかなり生徒さんは苦労していましたが、この問題でつまづく生徒さんはとても多いです。

その曲はBPM=150くらいでしょうか。BPMというのは「Beats Per Minute」の略で1分間に1拍が何回あるかをさしています。
なので簡単に言えば1秒間に1回なるのであればBPM=60ということになります。

なのでBPM=150がどれくらい速いかは想像できるかと思います。150÷60=2.5なので1秒間に2.5回クリックがなることになります。手拍子してもらうと・・・結構速いですよね・・・

BPM=150の16分というと16分音符は1拍を4等分しますので1秒間に2・5×4=10回もウクレレを弾かなくてはいけないスピードです。

・・・と理屈で考えると到底不可能な気もしてきますが、実際は時間をかければ徐々に速く弾けるようになります。

僕は個人的に勝手に「動体聴力」と呼んでいますが、速い動きを見る能力が「動体視力」であれば速い音を聞ける能力は「動体聴力」と言っても差し障りないのではないでしょうか?この「動体聴力」とやらをまず鍛える必要があります。

よく速く弾けるようになるのに筋肉が必要だと思っている人がたくさんいます。もちろん全くの不正解ってわけでもありません。バッティングセンターに行って時速150キロの球を打つために素振りの練習をするのと一緒ですから悪いことではないのです。では時速150キロの球を打つためになにの能力が必要でしょうか?

スウィングスピードは当然必要です。でもいくら速くバットが振れてもボールが見れなければ打てません。それと同じで速いスピードを認識出来るだけの聴力が必要なのです。耳を鍛えるということですね。

肝心の耳を鍛える方法ですが、一番効率の良いのはやはりゆっくりなテンポから徐々に速くしていくことです。
例えばBPM=150であれば半分くらいの80くらいまで落としてそこからあげていくのが良いと思います。

出来ると思っても一気にあげず、5づつ様子を見ながらあげていきましょう。

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